クロシマノコギリクワガタはノコギリクワガタの亜種の1つで、現地での採取は禁止されていますが割と人気の高い種類でブリード個体が流通しています。
離島ノコは同じノコギリクワガタの亜種でも見た目が全く違うのが面白いです!
クロシマノコギリクワガタについて
クロシマノコギリクワガタは黒島に生息しているノコギリクワガタの1亜種で、ノコギリクワガタの亜種の中でも人気の高い種類となっています。(離島ノコで最も人気の高いトカラノコギリクワガタやアマミノコギリクワガタはアマミノコギリクワガタの亜種に分類されています。)
和名 | クロシマノコギリクワガタ |
学名 | Prosopocoilus inclinatus kuroshimaensis |
生息地 | 黒島 |
飼育ギネス | 74.0mm |
野外ギネス | 69.5mm |
限られた島内に生息している種類だからか野外ギネスを飼育ギネスが大きく超えています。
大型の個体は太く湾曲した大あごが特徴で、鮮やかなワインレッドの体色が綺麗です。(黒化個体もいるようですが、あまり見かけません。)
ブリードに使用する個体の紹介!
ブリードに使用する個体はヤフーオークションで入手した個体で、2022年8月に羽化した個体が9月に手元に届きました。
そのまま22度前後の温度で管理していましたが、オスだけが先に活動を開始してしまいメスは未活動という状況が続きました。
そんな状況が続きましたが、未後食のままペアで以下の産卵セットで飼育を始めました。
産卵セット
飼育ケース:コバエシャッター小
マット:DOS3次発酵マット
産卵木:Mサイズ
温度:22度
記録を見ると2023年の2月初旬から産卵セットに同居させていたようですが、ずっと産卵している様子はありませんでした。
4月に入ってから側面に産卵しているのを確認すると、スイッチが入ったのか数日間くらいで10個以上が側面から見える範囲に産卵されていました。
ただ、しばらく放置していると潰してしまったようで側面から見えているのが2個だけになっていました…
ここで1度目の割り出しを行いましたが、結果は
卵×9個
という微妙な結果になりましたが、今度はオスを取り除いてメスだけで再度産卵セットに放り込みました。
卵は全てマットから回収しており、産卵木は齧りすらしていませんでした… ちょっと硬すぎかも