ハチジョウノコギリクワガタは東京都八丈島に生息しているノコギリクワガタの仲間で、日本国内に生息しているノコギリクワガタの仲間としては最小種となっています。
かつては本土ノコギリクワガタの亜種に分類されていましたが、現在は独立した種類として扱われています。
ハチジョウノコギリについて
ハチジョウノコギリクワガタは八丈島に生息している小型のノコギリクワガタで、八丈島という環境もあってか野外では小型個体が多いようです。
和名 | ハチジョウノコギリ |
学名 | Prosopocoilus hachijoensis |
生息地 | 八丈島 |
飼育ギネス | 59.2mm |
野外ギネス | 58.0mm |
他のノコギリクワガタのように樹液に集まる事もなく、地上を徘徊するような姿を観察されています。
八丈島には本種以外にもハチジョウヒラタクワガタ、ハチジョウコクワガタ、ハチジョウネブトクワガタといったハチジョウの名前が入った種類が生息しています。
ブリードに使用する個体の紹介!
ブリードに使用する個体はドルクスグッズで小さいペアを購入しており、2022年8月に7月羽化の個体を購入していました。

本当は越年した個体を購入するとブリードも楽で途中で落ちる心配もないのですが、ショップを訪れると何故か一緒に買いたくなってしまいますよね…
年中22度くらいで保管していたからかオスの方は年明けくらいの中途半端なタイミングでチロチロと舐め始めるのを確認しました。
メスは3月頃から後食を始めたので、♂の寿命も怖かったので一緒に2週間くらい同居させていました。
4月中旬に
産卵セット
飼育ケース:コバエシャッター小
マット:月夜のきのこ園黒土マット
温度:22度前後
でセットしましたが、セットして数日で底の方に何個か卵が確認できました。
現地でも黒土の環境にいるという小話を聞いたような気がしたので、フンボルトヒナカブトに使用した黒土マットを使ってみましたが合っているのかもしれません。 膨らんでいる感じはしますが、潰さない事と無事に孵化してくれるのを祈ります!
2023/5/11 1度目の採卵
産卵セットの側面に見えているい卵をつぶされるのが大嫌いなので1度目は早めに割り出しを行いました!
幼虫用の温度に合わせて22度前後と産卵させる温度には低かったですが、しっかりと産卵してくれました。

結果は
幼虫:5匹 卵:6個
と自己ブリード分には充分な数が確保できましたが、♂と♀を同居させたまま再セットしています。 国産ノコギリの中でも癖のある種類とは聞きますが、しっかりと産んでくれました。
お得意の適当1本還しをしたい所ですが、途中交換する必要がる銘柄を含めて4銘柄くらいを試してみたいと思います。