ラトレイユキンイロクワガタはキンイロクワガタの中でもパプアキンイロクワガタに次いで流通量の多い種類で、アウラタキンイロクワガタと同一種される場合が多いです。
キンイロクワガタと言えばパプアキンイロクワガタがポピュラーで休眠のイメージはありませんが、キンイロクワガタの仲間には休眠期間が長い種類が多く、ラトレイユキンイロクワガタはその中でも休眠期間が短く飼育しやすい種類です!(それでもパプキンよりはちょっと長いです)

ラトレイユキンイロクワガタについて
ラトレイユキンイロクワガはオーストラリア東部に生息しているキンイロクワガタの中で、ピカピカとした金属光沢が特徴的です!!
パプアキンイロクワガタよりもカラーバリエーションは乏しいですが、独特な金属光沢が素晴らしい種類です。
和名 | ラトレイユキンイロクワガタ |
学名 | Lamprima latreillei |
生息地 | オーストラリア東部 |
飼育ギネス | -- |
野外ギネス | -- |
休眠期間は個体によってマチマチなようですが、私の場合はパプアキンイロクワガタと同じくらいの期間で後食を開始してくれました。
小型種ですが、小さな体で意外と長生きしてくれるので観賞用にもオススメの種類です。
ブリードに使用する個体の紹介!
ヤフーオークションで入手したペアからブリードを始めており、♂は緑色、♀は青色というよく見るカラーリングの組み合わせでした。
休眠する事もなく素直に後食を始めたので、そのまま以下の産卵セットに放り込みました。
産卵セット
飼育ケース:コバエシャッター小
マット:産卵一番
産卵木:柔らかいM材
温度:24度
2ヵ月後に割り出すも完全に材にしか産卵しておらず、わずかに6個回収という結果に終わりました・・
その後はQ-BOX20で全頭まとめて飼育しており、交換なしの放置プレイで投入から半年ちょっとした後に羽化してくれました。


羽化した結果は3♂3♀なのですが、完全にカラーリングが同じでした。
ピカピカな金属光沢が素晴らしい種類で、この光沢感はパプアキンイロクワガタでは出せないものです!
ラトレイユキンイロクワガタと言えば短歯のイメージがありますが、結構顎も発達した個体が羽化してくれたのは良かったです! 集団飼育とは言え大き目のケースで飼育したのが良かったのでしょうか


♀は上の画像のように綺麗な青色ばかり羽化してきており、メスのこのピカピカした光沢が良いです!!
2023年5月27日 羽化から2ヵ月以上経過していますが、現時点で1頭の♀が活動開始しています。
2023/8/21 産卵セット
仕事が忙しく放置しているとそろそろ寿命が怪しくなってくる種類も増えてきたので、本種も含めて慌てて産卵セットを組んでいきました。
♂が2匹と♀が2匹手元におり、♀は両方ともフセツが1ヵ所欠けてしまっています・・・(ブリードのために4匹を同じケースの中に放り込んだので喧嘩してしまったのかもしれません…)
心なしか足の力も全盛期ほどの感じもないですが、とりあえず累代できるくらいの量は確保したいです。
産卵セット
ケース:コバエシャッター小
マット:DOS アンテマット
温度:23度前後
を2セット組んでいます。 材は手元に柔らかいのがないのでマットのみのセットとなっています…