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マンディブラリスフタマタクワガタ(原名亜種) (Hexarthrius mandibularis mandibularis)

マンディブラリスフタマタクワガタ(原名亜種)はワイルドの入荷がほとんどない亜種ですが、人気が高いのでブリード個体が流通しています。

産卵数を多く望めないためか常に高値で取引されている印象がある種類です。(特に赤みが強い個体同士を掛け合わせた血統は高めです。)


マンディブラリスフタマタクワガタ(原名亜種)について

マンディブラリスフタマタクワガタはカリマンタン島に生息している原名亜種とスマトロ島に生息しているスマトラ亜種が存在しています。

毎年ワイルドで入荷があるのがスマトラ亜種でこちらの方が大型に成長しますが、原名亜種は赤みを帯びる個体が多いので人気が高いです!

和名マンディブラリスフタマタクワガタ(原名亜種)
学名Hexarthrius mandibularis mandibularis
生息地ボルネオ島南部、ボルネオ島北部
飼育ギネス--
野外ギネス--

カリマンタン島北部のサバ州産を良く見かけますが、カリマンタン島南部なども流通してます。

ブリードに使用する個体の紹介!

今回ブリードに使用する個体は幼虫から入手した個体で、ヤフーオークションで幼虫4頭セットで購入しました。 産地はサバ州です。

4頭で3,000円くらいだったと思います。送料別で

購入したものの頭幅と卵巣的にその時の私は全部♀と判別したようです・・・

全部♀なら羽化したら♂を探さないとな~という感じで、恵栽園のクワガタマットの800ボトルでの1本返しで羽化してきてもらいました

ブナが原料のマットなので結構ドロになりやすいマットで、最後の方は何とか1本で行ってくれ~という感じでしたが、掘り出してみると・・・

2♂2♀でした!!!

めちゃめちゃチビな♂が2匹も羽化してしまい、もはやマンディブラリスなのかすら分からない形状でした、原名亜種らしく赤みは帯びていました。

このままじゃ終われないので2♀体制でブリードを開始!!!

羽化して1~2ヵ月くらい?で後食を開始しており、羽化後4ヵ月程度で同居させました。

2023/4/16 産卵セット

まずは1つ目の産卵セットを以下のような内容で組みました。

産卵セット

飼育ケース:Q-BOX40

マット:DOS3次発酵マット

産卵木:自作バクテリアM材(めちゃ柔)×2本

気温:22度

マットの上に自作のバクテリア材を転がしただけのセットで、使用した材はカブトムシの幼虫の糞に1年近くもつけ込んでかなり柔らかくなっており、同時に付け込んでいたものはもはや手で持ったら崩壊するくらいでした… 

もったいないので使ってみましたが、さすがに柔らかすぎる気がします… そして、セットと同時にバクテリア材を作り始めるという段取りの悪さ!

入れてすぐに削ってはくれており、産んでくれると良いのですが・・!!

2023/5/22 割り出し(Aライン)

2♀体制でブリードを開始などと書きましたが、未だに1♀分の産卵セットを組んだだけでもう1♀に関しては同居すらさせていません。

そんな状況ですが、とりあえず先に組んだ産卵セットを割り出してみました。

実は上の画像は5月11日時点のプチ割り出し時の写真で、ぐちゃぐちゃになっていますが齧ってくれてはいるようです。

Q-BOXってクワガタ飼育に推されてはいるもののめちゃくちゃコバエが湧きますよね… 我が家では新聞紙を挟むことで侵入対策と最悪の場合封じ込めという感じにしています。

そんな感じで新聞紙の切れ端もマットの上に落ちていますが、肝心なのは齧られた産卵木です!!

5月11日時点で齧っている箇所の表面を剥がすようにして確認しましたが、全く産卵していませんでした。

卵座まで作っているのに空砲という感じで、かかっていない感じもしましたが、材をひっくり返して再度セットしておきました。。

そして、約10日後の5月21日に割り出しを実施しました。

結果は・・・・

産んでる!! 問題はこれが有精卵なのかどうかという事ですが、なんか怪しい感じはしますがこの卵の孵化状況が分かるまでは♀には休んでもらう事にします!

ここから膨らんでくれるのか・・・ 前回割り出し時にはなかったので、ここ10日くらいに産まれた卵のはずです。

10年ほど前に一度クワガタ飼育を引退して、最近になって戻ってきて様々なギャップがありましたが、良質な産卵木の品薄具合にびっくりしました。

私はヤフーオークションで個人の方から箱で購入して、安いですが品質にバラつきがあるのでB材C材くらいの材でも騙し騙し使っています。(バクテリアに漬ければどうにかなると思っている節はあります。) 

飼育記として書いていますが、どこまで脱線して書いてよいものか悩みますね・・ 

♀は2匹いるので、もう1匹には近々同居してもらおうと思います。

2023/7/12 現状報告

前回の投稿で紹介した卵たちですが、無事に3匹とも孵化してくれました!

その後の♀達はと言うと・・・・ 7月に入ってやっと未使用の♀を同居、使用済みの♀はまだ休養中という放置状態になっています…

仕事が忙しかったと言い訳しますが、寿命もそろそろ危ないので暇を見つけて再セットしていきたいと思います。

合計で15匹くらいは回収したいのですが、上手くいくでしょうか…

2023/8/21 Bライン割り出し

1度もセットしていない♀を2023年7月13日にセットしていました。

コバエシャッターの中にLサイズの自作バクテリア材を転がした産卵セットで、上の画像のように表も裏もバリバリに削ってくれていました!!

使用した材はヤフオクで購入したM~L材MIXで送料込みでも1本あたり200円ちょっとという安い材ですが、バクテリア材にすると今のところフタマタはハズした事がないです。

目が悪く材割が嫌いなので、マット・材の両方に産卵する種類はマットのみでセットする場合がほとんどですが、フタマタは基本的にマットに産まないのでしょうがないですね…

腰を痛めながら1時間以上をかけながら回収した結果は・・・

3幼虫、8卵

でした! 早い個体が孵化したばかりという感じで、かなり満足いく数が回収できました。

年末・年初に羽化した個体で、産卵セットを組んだ段階でフセツが1本飛んでいましたが、1回目のセットと言う事もあってか組めばちょっとは取れそうな感じもします。 

フタマタみたいな活発な種類はあまり寿命が長くない印象がありますが、1年くらいは生きるのかもしれません。

DOSの生オガ発酵マットを使用予定で、一部はワインセラーで飼育してみたいです。 ワインセラーも増設したいんですが気に入って使用していた型が廃番になってしまったんで悩んでいます…

割り出したカスは全てケースの中に入れて保管しています。 2ヵ月くらいしてひっくり返すと結構な確率で取りこぼした幼虫が出てきます!

-フタマタクワガタ