ヘレロエンシスサスマタカナブンはクリーム色の上翅に4つの黒点と鮮やかな頭部が特徴的な綺麗な種類で、アフリカのナミビアに生息しているようです!!
3令幼虫を購入してとりあえず羽化~産卵(羽化したままのケースで放置・・)できたので、記録として残しています!
かなりサイクルが短い種類で、寿命も短い種類なので注意が必要です!

サスマタカナブンという名前の由来になっているフタマタ状の角がカッコイイ種類で、ブンブン系の宿命ですが触ると臭いのだけが難点です…(私はピンセットでお世話していました。)
幼虫入手
カナブン・ハナムグリを出品されている方からスペキオーサ・ジュッセリーニ(トルコホウセキカナブン)を落札したついでに本種も入手しました。
3令幼虫6頭セットのところを7頭頂き、QBOXの20にXLマットカブトムシ用を詰めた中に7頭まとめて入れて飼育しました。
オークションで入手した時点で黄色っぽくなっていたので羽化が近そうでしたが、1ヵ月もせずに蛹になっているのを確認しました。
羽化
初めて飼育する種類で飼育情報に関しても少ない種類でしたが、飼育は簡単という事で特に気にせず放置していましたが羽化している個体がいましたので掘り起こしてみました。

他のカナブンと同じように土の繭玉を作ってその中で蛹になって羽化します。 何故か蛹化していた全ての個体が壁面で蛹になっており観察しやすかったです。


上の画像はメスの個体で、メスには頭部に突起がないので簡単に見分けることができます。 胸部の緑と橙のグラデーションが美しいです。

オスの個体も羽化していましたが、小型の個体でサスマタの部分もあまり大きくありませんがオスであることは一目で分かります!(オス同士で喧嘩する事もなく平和な種類で、常に交尾しています…)
今回掘り起こしたのは3♂1♀で、他に2蛹1幼虫が控えているので後続の羽化でもう少し大きなオスが出てくる事を期待します。
1匹だけ羽化が3令後期ではない個体がいたのか、他の個体達に遅れる事1ヵ月半くらいで羽化してきました!!

やっとサスマタカナブンらしい個体が羽化してきてくれ、ブリードはやめようかと思っていましたが、もう1周してみるか!と思わせてくれる個体でした!!
かなり短命な種類なのか3ヵ月もすれば☆になる個体が続出してきました…
そして、産卵セットを組むこともなく幼虫飼育に使用していたQBOX20の中でそのまま飼育していると♀の個体は全て落ちてしまいました…

土は結構産卵気味でしたが、10匹~の幼虫が出てきてとりあえず累代は継続できそうでした! 幼虫の糞だらけの中に産卵してくれていました…
2023/5 現状報告
12月にマットを交換したっきりになっていた幼虫達・・・ 思いっきり忘れていました。
半年もせずに黄色になって成熟しており、そろそろ繭玉を作りそうな状態でした!!
マットが糞だらけになっていたので、クワガタ幼虫の使用済みマットを入れておきました。 結構小さい幼虫だらけだったので、サイズは期待できなさそうです…