メタリフェルホソアカクワガタはホソアカクワガタの中でも入門種として扱われる種類で、本亜種はその中でも安価で流通量も多いオススメの亜種です!
主にペレン島の個体が流通しており、青みがかったブルータイプが存在している事でも知られています。
今回はパープルの光沢が特徴のパープル血統の個体をペアをヤフーオークションから入手し、ペアリング~羽化まで紹介していきます!
メタリフェル・フィナエについて
メタリフェル・フィナエは日本では最も流通量の多い亜種で、最も大型になる亜種でもあります。
和名 | メタリフェルホソアカクワガタ |
学名 | Cyclommatus metallifer finae |
生息地 | ペレン島、バンガイ島 |
飼育ギネス | 95.8mm |
野外ギネス | 100.0mm |
羽化個体の紹介
あれ??親虫の写真すら残っていない・・・・
という事でいきなり羽化個体の紹介になりますが、今回紹介する個体は22年8月に割り出した幼虫を飼育したものです。
ホソアカクワガタあるあるでメスの方が羽化が早いのですが、今回はオスの個体だけを紹介しています。
パープル血統として購入したペアからのブリードですが、羽化した個体には色彩に大きなブレがありました。

こんな感じのパープルというよりもブラックの個体も出てきていました。

掘り出した5頭のオスの中で一番小さいですが、一番発色は良い個体… かなり紫の発色が出てきていました! 今のところ次世代の親候補です。 51mmと小さいですが…

裏側でも良い感じ?? 少なくとも羽化した中では一番パープルでした!

一番大きな個体はこの子で、62mmというサイズでした! あまり大きくないですが、それでも50mm台からオオアゴが伸びて一気にメタリフェル感が増しています!
今回割り出した個体は2022年8月24日に恵栽園のクワガタマットの450ccプリンカップに投入して2023年1~2月に羽化した個体です。
サイズとしては62mm、60mm、58mm、56mm、51mmという結果でした! 同じ時期に800ccとかに投入した個体はまだまだ幼虫やっているので、わざと小さめのプリンカップで飼育する事で羽化ズレしやすいホソアカの羽化ズレ対策になるかも…?
23/3/28 羽化個体の写真撮り直し
前回は上手く撮影するのが難しかったので撮影ボックスを購入して撮影をやり直しました!

個人的には一番綺麗な個体ですが、一番小さく羽化した個体です。 この血統の特徴なのか青い油膜のような色が出ている個体もいます。

別個体ですが、しっかりとパープルの色味は出ています。
2023/5/15 その後の状況
色々なマットや容器サイズで飼育してきた本種ですが、力を入れた割には大失敗という感じです…
失敗した理由は明快で
- 底面積が重要だという過程から角パックのプリンカップを多く採用しましたが、空気穴のあけ方なのか羽化サイズが安定しなかった
というのが大きく、450ccのプリンカップで羽化した個体よりも小さいのを連発しました・・・
と思いきや60mm後半くらいのサイズが出てきたりと全く安定しませんでした。

上の画像は角パックのプリンカップで飼育した個体で、蓋を開けたらこんにちはという状態でした。 これくらいだと65~70mmくらいで羽化してきそうです。
この角パックの惨状によって密かにワインセラーで飼育した個体も全く結果が出ませんでした…
他に飼育したい種類も多いので、現時点では累代終了予定です。 羽化個体が揃ったらまた紹介します!